似島歴史資料館

昭和20年8月6日に投下された一発の原子爆弾によって広島の街は地獄絵図と化しました。被害者となった方々の内、似島まで搬送され、陸軍検疫所に収容された負傷者は一万有余と言われています。収容された時点で亡くなった方も多く、また応急手当の甲斐もなく次々と亡くなったために火葬する手間もなくなり、身元不明のままで多くの遺体を埋葬せざるを得ませんでした。戦後、亡くなった方々の遺骨は発掘され、広島市平和記念公園の原爆供養塔に納骨されました。発掘場所となった地は現在「慰霊の広場」となっています。

その「慰霊の広場」に「似島歴史ボランティアガイドの会」が中心になり、ご協力者の援助のもと「似島歴史資料館」を建設することができました。資料館には似島と戦争との関わり、とりわけ原爆投下時の当時の状況やその後の遺骨発掘、その際に発掘された遺品等を展示し、来訪者の方々に原爆被害を含む似島の歴史を学んでいただき、平和の問題に意識を深めていただくものです。

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