昭和20年8月6日に投下された一発の原子爆弾によって広島の街は地獄絵図と化しました。被害者となった方々の内、似島まで搬送され、陸軍検疫所に収容された負傷者は一万有余と言われています。収容された時点で亡くなった方も多く、また応急手当の甲斐もなく次々と亡くなったために火葬する手間もなくなり、身元不明のままで多くの遺体を埋葬せざるを得ませんでした。戦後、亡くなった方々の遺骨は発掘され、広島市平和記念公園の原爆供養塔に納骨されました。発掘場所となった地は現在「慰霊の広場」となっています。
その「慰霊の広場」に「似島歴史ボランティアガイドの会」が中心になり、ご協力者の援助のもと「似島歴史資料館」を建設することができました。資料館には似島と戦争との関わり、とりわけ原爆投下時の当時の状況やその後の遺骨発掘、その際に発掘された遺品等を展示し、来訪者の方々に原爆被害を含む似島の歴史を学んでいただき、平和の問題に意識を深めていただくものです。
ご見学には予約が必要です。
メールにてお問い合わせを受け付けております。
【資料館の見学を希望される方へお願い】
似島で原爆関連の事を学びたい方は、まずは広島市が所有する「似島歓迎交流センター 電話082-259-2766」へ問い合わせされることをお勧めします。
そこは平和学習に対する設備や体制が整っておられ、一年中営業されています。
施設内に資料室を設けられており、似島歴史資料館と同等以上の展示と配布資料を整えていらっしゃいます。
私達は民間任意団体であり、ガイド活動に関して公的な資金は受けておらず、ボランティアで運営しています。
最近、テレビ等で似島の事を知って関心を持ってくださりありがたいことですが
資料館見学のご予約をいただいても応じられない場合もあり、申し訳なく思っております。
出来ましたなら、資料館オープンデーとして毎月第一日曜日に開館していますのでその時にご見学して頂ければと思います。
オープンデーは予約不要で午前10時から12時まで、午後13時から15時まで開館して可能な限り館内ガイドも行っています。
毎月第一日曜日のオープンデー以外に見学をご希望の方はご予約をお願い致します。
ご予約希望日の一か月以上前にお問い合わせを頂くと助かります。